初心者あるある!?答えが「Yes」と「No」反対になる問題
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こんにちは! 英語メディア事務局です。
タイトルを見て、「あ〜!わかる!いつも迷うんだよこれ!」と共感してくれた人は多いのではないでしょうか?
「Do you mind if I sit here?(ここに座ってもいい?)」と聞かれた時、「あれ、Yes? No? どっち?」と悩みますよね。
英語での正しい回答は「No, I don’t.(座ってもいいよ)」です。
しかし、日本語で考えると「座ってもいい?」と聞かれているのに対して、OKであれば「いいよ!」つまり「Yes.」と答えたくなりませんか。
漫画:ボク語
実際、私も留学をした際に、ホストファミリーから同じような質問をされて「Yes」と答えるべきか「No」と答えるべきか、しばらく頭の中を整理してから発言していたことを覚えています。
聞かれる度に毎回どっちなのか考えていたのでは会話も止まってしまうし、スマートじゃないですよね。泣
答え方のコツを覚えて、悩むことなく答えられるようになったら、物怖じせずかっこよく会話ができるのはないでしょうか。
そこで、今回はこの「Yes / No反対になる問題」について答えが反対にならないようにするためのちょっとしたコツを紹介します。
英語で「Yes」「No」を逆にしないコツ
「Yes」「No」が逆になるのは否定疑問文と付加疑問文
否定疑問文と付加疑問文とは何でしょうか?まずはそこから説明したいと思います。
【否定疑問文】
否定疑問文とはまさにそのままの意味で、否定で始まる疑問文のことです。
例えば「Do you like tomatoes?(あなたはトマトが好きですか?)」という文章があります。
これを否定疑問文にすると「Don’t you like tomatoes?(あなたはトマトが好きではないの(=嫌いなの)?)」となります。
「not」をつけるだけです。簡単ですよね!!
では、それぞれの質問に対する回答の仕方はどうなるのでしょうか?まずは通常の疑問文から。
質問
「Do you like tomatoes?(あなたはトマトが好きですか?)」
答え
「Yes, I do.(はい、好きです)」
「No, I don’t.(いいえ、嫌いです)」
これはすんなり理解できると思います。
これが否定疑問文の場合、
質問
「Don’t you like tomatoes?(あなたはトマトが嫌いなの?)」
答え
「Yes, I do.(いいえ、好きです)」
「No, I don’t.(はい、嫌いです)」
えええ!答えが「Yes」なのに「いいえ」で「No」なのに「はい」なの!?となりますよね!
【付加疑問文】
付加疑問文とは「〜ですよね?」と相手に同意を求めたり、確認したりするときに使う文です。
「This is good, isn’t it?(これいいよね?)」
の「isn’t it?」のように文末につけることで念押しの意味になります。
「isn’t it?」自体は否定形になっていますが、「よくないよね?」の意味にはならないので注意してくださいね!
上の場合は【動詞+not+主語】ですが、下のような否定形の文章の場合は、付加疑問文は【動詞+主語】になります。
「This isn’t good, is it?(これよくないよね?)」
では、この二つの疑問文への答え方はどうなるでしょうか?
質問
「This is good, isn’t it?(これいいよね?)」
答え
「Yes, it is.(うん、いいね!)」
「No, it isn’t.(いや、よくないよ)」
これは素直に答えられますね!
では、否定形の場合はどうでしょうか?
質問
「This isn’t good, is it?(これよくないよね?)」
答え
「Yes, it is.(いや、いいよ!)」
「No, it isn’t.(うん、よくないね)」
と、なるのです。日本語とは逆になるので本当に頭が混乱しますね!
英語はどんな時でも「Yes」は肯定、「No」は否定
さあ、混乱してきたそこのあなた!絶対間違えない考え方を教えます。
まずはこれを頭に叩き込んでおきましょう。
【英語はどんな時でも「Yes」は肯定、「No」は否定の意味】
どうゆうこと?と思う人もいるかもしれませんね。
日本語の場合は、
「はい(Yes) 、よくないです(否定)」
「いいえ(No)、いいです(肯定)」
のように【Yes+否定文】、【No+肯定文】の答え方をします。
これが英語では存在しないのです!
つまり、
「Yes, it isn’t.」「No, it is.」
という答え方はせず、「Yes」なら必ず肯定、「No」なら必ず否定の意味を持つ回答になるのです。
ですので、どんな質問でも好き・良いなら「Yes」、嫌い・ダメなら「No」と覚えておいてください。
「not」は無視して考える!
もう一つ、とてもわかりやすいコツがあります。
【「not」は無視して考える】です。
2でも説明した通り、英語では「Yes」は必ず肯定、「No」は必ず否定です。
「Don’t you like tomatoes?(トマトが嫌いなの?)」と否定形で聞かれた時、「Yes, I do.」はトマトが好き、「No, I don’t」はトマトが嫌いという意味となり、「Do you like tomatoes?(トマトは好き?)」と聞かれた時と答え方は全く変わりません。
つまり、「Don’t you like tomatoes?」の「not」は無視して、「Do you like tomatoes?」と聞かれていると考えればいいのです!
こう考えることで「あれ、どっちが「Yes」でどっちが「No」だっけ?」と混乱しなくなりますよ!
「Do you mind〜?」も気をつけよう!
「Do you mind if I sit here?(ここに座ってもいい?)」のように「Do you mind〜?」は否定疑問文でも付加疑問文でもありませんが、これも「Yes」「No」が混乱しやすい疑問文の一つです。
「Do you mind if I sit here?」は「ここに座ってもいいですか?」という意味の疑問文ですが、直訳すると「私がここに座ったらあなたは気にしますか?」となります。
「ここに座ってもいいですか?」の意味で考えると、座っていい場合は「Yes, I do.」、ダメな場合は「No, I don’t.」と答えたくなりますが、ここは直訳の意味で考えましょう。
つまり、「ここに座ったらあなたは気にしますか?」なので、座っていい(気にしない)場合は「No, I don’t.」、座って欲しくない(気にする)場合は「Yes, I do.」となります。
「mind」は「〜を嫌だと思う」「迷惑だと思う」という意味を持つので、これを頭に入れておくとわかりやすいですね!
さいごに:繰り返し練習して英語脳を作ろう!
今回説明したコツを覚えていても、私たちの母国語である日本語とは考え方が全く異なっているので、慣れるまでは時間がかかると思います。
まずは練習あるのみです!笑
友達とお互いに質問しあうのも良い方法です。
①英語はどんな時でも「Yes」は肯定、「No」は否定の意味
②「not」は無視して考える!
③否定疑問文、付加疑問文、「Do you mind〜?」は要注意
この3つを頭に入れた上で繰り返し練習し、英語脳を作り上げてくださいね!
最終更新日:2021年5月11日