アメリカ⇆日本のお互いのイメージとは?先入観あるある!
目次
こんにちは!英語物語事務局です。
みなさんは「ステレオタイプ」という言葉を知っていますか?
日本人はこうだ。アメリカ人はこうだ。というような先入観、固定観念のことです。
たとえば、日本人はまじめ、アメリカ人は気さく、ドイツ人は真面目、スペイン人は情熱的など各国の人へのイメージってありますよね!
でも、そのイメージは正しいのでしょうか?
もちろん全体的に見たら、「国民性」のように特徴はあると思います。しかし、一概にそのイメージが正しいとは言い切れないですよね!
いいイメージならいいですが、偏見のようなものもあります。
時にその先入観がコミュニケーションの邪魔をしてしまうこともあるかもしれません。
そこで今回は、身近なアメリカについて日本とのお互いが持つそれぞれのイメージについて実際はどうなのかまとめました!
漫画:ボク語
現実は違う!?アメリカ⇆日本のお互いのイメージ
日本→アメリカのイメージ
アメリカ人=金髪、白人
みなさんがアメリカ人と聞いて思い浮かべるのはどのような姿でしょうか?
日本人のアメリカ人像はどうやら「金髪、白人」というイメージが強いようです。
たとえば、日本のアニメに出てくるアメリカ人のキャラクターはそのほとんどが金髪の白人です。
また、アニメだけではなく大人気の日本のゲーム「ストリートファイター」(ちょっと古いですが笑)に出てくるケンやガイルもアメリカ人キャラクターで、金髪・白人ですね!
もちろんアメリカは多民族国家なので、アメリカ人と一口に言っても、白人、黒人、ヒスパニック、ネイティブアメリカンなど、さまざまな人種の人が暮らしています。
当たり前ですが、アメリカ人はみんな金髪で白人ではないですね!
日本人のみなさんもアメリカが多民族国家であることはもちろん知っているでしょう。とはいえ潜在的に「アメリカ人と言ったら金髪で白人」というイメージが埋め込まれてしまっているのかもしれませんね。
アメリカはさまざまな国からの移民が多く、いろんな人種、宗教の人がいる国です。アメリカの人と話すときは、見かけだけでその人のルーツを判断しないように気をつけましょう!
太っている人が多い
「アメリカ人って太っている人が多いんじゃないの?」と思う人は少なからずいるのではないでしょうか? 実際にはどうでしょうか?
2019年にアメリカのハーバード公衆衛生大学院の研究チームは、このままだと10年後には国民の50%以上が「肥満」となるだろうと警告しています。
とくに低所得者層の肥満リスクが高く、低価格のファーストフードや糖分の多い飲み物やカロリーが高い食べ物が普及していることによるそうです。
なんとなく最近はアメリカ人もよく運動していたり、食事に気をつけていたりするようなイメージがありましたが、それはまだまだ一部のセレブや一定の所得がある人たちにとどまっているのかもしれません。
もちろんみんなが肥満なわけではなく、食事に気をつけている人もいるので、偏見を持ってしまってはいけませんが、アメリカ人に太っている人が多いというのは残念ながら事実のようですね。
ハンバーガーをよく食べている!
アメリカといえばハンバーガー!!ですね!
本場アメリカのハンバーガーはとてもおいしいです。
私がアメリカでホームステイをしたときには、ホストファザーがハンバーガーを作ってくれました。私が人生で食べたハンバーガーの中で間違いなく一番大きくて、一番おいしいハンバーガーでした!
もちろん私は完食し、「日本人なのによく食べるね!」と感心されたことを覚えています。笑
とはいえ、アメリカ人は毎日ハンバーガーを食べていると思ってはいけませんよ。日本人だってお寿司を毎日食べる人なんていないですよね?(むしろ日本人でもお寿司よりハンバーガーを食べる頻度が高い人の方が多いのではないでしょうか?笑)
さらに近年のアメリカでは「ヴィーガン」という動物性食品を食べない食事生活スタイルが人気で、ヴィーガンの人は肉を食べないのでハンバーガーも食べないそうです。
陽気で気さくな人が多い
アメリカ人はフレンドリーで陽気な人が多いというイメージがありますよね!
実際はどうでしょうか?
もちろん各個人の性格があるので、一概には言えませんが、私がカリフォルニアのロサンゼルスに行ったときには、そのイメージ通りだと思いました。
ホストファミリーの友達に会ったとき、あまり英語が話せない日本人の私を初対面でもずっと前から知っている友達のように仲良くしてくれたのです。
まさに友達の友達は友達!という感じですね!
また、街で会う人も「Hello!」とよく挨拶をしてくれたり、店員さんも「Have a nice trip!」と話しかけてくれたり、アメリカ人は本当にフレンドリーな人が多いなぁと思いました。
とはいえ、アメリカでも西海岸と東海岸で少し性格が違う傾向があるようです。
西海岸は私が経験した通り陽気で気さくな人が多いですが、ニューヨークやワシントンなど東海岸では、西と比べてせっかちでクール、内向的な人が多いと一般的には言われています。
ですので、日本人も関東人と関西人で性格が違うように、アメリカ人も地域によって性格に違いはあるようですね!
アメリカ→日本のイメージ
勤勉!真面目!
日本人といえば勤勉で真面目というイメージが強いようです。
たしかに、日本人は本当にみんなよく働いていますよね! 私のアメリカ人の友達がハネムーンで日本に来た際に、1ヶ月日本にいると聞いて「え、そんなに休めるの!?」と驚いたことがあります。
日本では新婚旅行に行くとしても会社を休めるのは長くて1〜2週間ほどですよね。日本人が過労死をしたというニュースが海外で報じられることも、このようなイメージがついた原因の一つだと思います。
実際はみんなが真面目な性格というわけではないですが、秩序を大事にし周りに迷惑をかけないよう働く日本人の姿は、海外の人からするととても勤勉で真面目に見えるのかもしれませんね!
テクノロジー。パソコンや数学が得意
日本といえば、ソニーやトヨタ、任天堂などの大企業が最新のテクノロジーを使った商品を常に生み出していて、テクノロジーに強いイメージ。
だから日本人はみんなパソコンや数学に強いのではないか! という日本人へのステレオタイプがあるようです。これの答えはもちろん「そんなことはない。」ですよね。笑
日本人というだけでパソコンや数学が得意になれたらどんなにいいことか……。と私は思ってしまいます。笑
寿司!アニメ!
これは日本人のアメリカ人はハンバーガーのイメージとまったく同じ発想ですね!笑
もちろん日本人は毎日寿司は食べません。アニメはたしかに毎日見るくらい好きな人も多いでしょうが、みんなが好きなわけではありませんね!
とはいえ、海外と比べてアニメ文化が発展していることは間違いないです。ポケモン、ドラえもん、セーラームーン、ワンピース、ナルト、鬼滅の刃……など、いつの時代も世界で人気のアニメを日本は生み出してきました。
そしてそれらのアニメは日本人なら誰しも一つは必ず見ているのではないでしょうか? そう考えると、アニメと聞いて何も話せない日本人はいないかもしれませんね!
中国人と区別がつかない
「え?全然違うでしょ!」と思う方も多いことでしょう。日本人からすると、日本人と中国人、韓国人の違いはなんとなく見た目でわかりますよね。
しかし、海外、特に欧米の人からするとアジア人の違いは見ただけではわからないのです。たしかに、日本人、韓国人、中国人は見た目がとても似ているのでわからなくても無理はないです。私たちもアメリカ人とイギリス人、フランス人を見て見分けられないのと同じですね。
アメリカに行った際に中国人や韓国人と間違えられるても驚かないようにしてくださいね!笑
さいごに:固定概念や先入観は捨て、個人に目を向けてコミュニケーションをとろう!
日本とアメリカでそれぞれのステレオタイプがあり、だいたいあっているものもあれば、違っているものもありましたね!
もちろん、だいたいあっているイメージも、みんなが当てはまるわけではありません。「アメリカ人はこうだ」「日本人はこうだ」という固定概念は、時に相手を不快な思いにし、コミュニケーションを妨げてしまう可能性があります。
お互いの国の特徴や文化を理解することはもちろん大事です。しかし、そこだけに注目するのではなく、個人に目を向け、その人のよさや特徴に目を向けてみると、先入観がなくなり、いいコミュニケーションをとることができるのではないでしょうか?
最終更新日:2021年5月11日