TOEFLの申し込みの方法って?申し込み手順とポイントを徹底解説
TOEFLは、海外留学や大学入試の際に、一定の基準のスコアを求められることがあります。TOEFLの受験申し込みのサイトは、基本的に英語です。日本語翻訳も可能ですが、必要箇所は英語で入力しなくてはなりません。
「なんだかよくわかならい、どうやって申し込めばいいんだろう…」と、受験前にやる気がなくなってしまうこともあるでしょう。
この記事では、TOEFLテストの申し込み方法について、詳しく解説します。申し込み時の注意事項や、ポイントについても紹介しているので、参考にしてください。
目次
TOEFLって?iBTとITPの違いは?
TOEFLは、アメリカの非営利教育団体ETSにより作られた、母国語が英語でない外国人の英語力を測るための資格です。
TOEFLは、TOEFL iBTとTOEFL ITPという、2種類のテストがあります。TOEFL iBTは個人向けのテストで、TOEFL ITPは団体向けのテストです。
一般的に「TOEFLを受験する」という場合は、TOEFL iBTのことを指します。留学・入試時にスコアを求められる場合も、TOEFL iBTのスコアであることがほとんどです。
個人で申し込みができるのはTOEFL iBT
TOEFLには、TOEFL iBTとTOEFL ITPがあり、それぞれ申し込み方法が異なります。個人で申し込みできるのが、TOEFL iBTテスト。TOEFL iBTの申し込みは、オンラインで行うことができます。
もうひとつのTOEFLテストである、TOEFL ITP。学校や会社に所属している人は、英語力の測定としてTOEFL ITPを受験することが多々あります。ただ、TOEFL ITPは団体向けのテストです。
受験申し込みは、学校・会社などの団体が行う必要があるため、個人で申し込みをすることはできません。TOEFL ITPを申し込みたい団体は、ETSから委託されているCIEEのサイトを介して行います。
TOEFL申し込み方法の手順って?
TOEFLの中で、個人で申し込みができるのが、TOEFL iBT。ここでは、TOEFL iBTの申し込み方法について、詳しく解説します。
TOEFL iBTの受験申し込みは、オンライン申請が可能です。ただ、申し込みをするサイトは、基本的に英語表記。項目などについては日本語翻訳機能がありますが、必要箇所は英語で入力しなくてはなりません。
「入力した内容で合っているか不安」という人でもわかりやすいように、手順をひとつずつ紹介します。申し込み方法とあわせて、申し込み時のポイントについても触れているので、参考にしてください。
ETSアカウントの作成・登録
TOEFL iBTの受験申し込みは、アカウントTOEFLテストを作っているETSという団体のサイトを介して行います。このETSのサイトが、TOEFL公式サイト(https://www.ets.org/toefl)です。
まずはじめに、TOEFL公式サイトへアクセスして、ETSのアカウントを作ります。このETSアカウントは、TOEFL iBT受験時・受験後に必要になる、個人アカウントページ(My TOEFL Home)です。
では、さっそくTOEFL公式サイトへアクセスしてみましょう。
①画面右上の「ETS Account」をクリック。
②New Usersの「Create an Account」をクリック。
③「Profile Information」の4つの項目を埋めていく。
- Personal Information(名前・生年月日・性別・メールアドレス)
- Address(住所)
- Phone(電話番号)
- Communication Preferences(メール、SMS受信の希望の有無)
④追加情報の入力(国籍・母国語)
⑤TOEFL検索サービスの入力(大学、大学院などの教育機関と入学志願者のマッチングサービス「TOEFL Search Service」の登録希望の人のみ)
⑥ユーザー名とパスワードの入力
プロフィールの入力をして、アカウントが登録が完了すると「My TOEFL Home(個人アカウントページ)」が表示されるようになります。
ETSアカウント登録時のポイント
ETSアカウント登録時に、メールアドレスを設定しておくと、ウェブ上でスコアの確認ができるので便利です。
そして、プロフィールの入力時に注意したいのが、氏名・生年月日・性別。氏名・生年月日・性別については、後から変更することができません。
テスト会場に持ち込む身分証明書と、正確に一致しているかどうか、しっかりと確認してから登録を進めていきましょう。
ユーザー名は6~16文字の半角英数字。パスワードに関しては、以下の4項目の内容を含める必要があります。
- 大文字A~Z
- 小文字a~z
- 数字0~9または !@#$%^&*() などの記号
- 8~16文字
入力が終わると、最終画面で登録内容の確認画面が表示されます。そこで、プロフィール情報に誤りがないかどうか、ユーザー名・パスワードを控えたかどうか、チェックをしてから登録しましょう。
登録が完了すると、各受験者にETS IDが付与されます。My TOEFL Homeにログインすると、画面右上にETS IDが表示されているので確認してみてください。
受験日・受験するテストセンターを選択
ETSアカウント(My TOEFL Home)で、テスト日と受験会場を選択します。
- まず、My TOEFL Homeにログイン。
- 「登録/テスト会場、試験日の検索(Register/Find Test Centers, Dates)」を選択。
- 希望のテスト日と、受験会場を選択。
- 必要情報を入力して、クレジットカード・PayPalで支払いを済ませる。
- 申し込みをしたら、My TOEFL Home内の「今後のテスト(Upcoming Tests)」で、申し込み内容を確認する。
テスト日は、6か月先まで公開されていて、受験会場は全国各地にあります。受験申し込みの締切は、テスト日の7日前です。ただし、空席がある場合は、テスト日の2日前まで申し込みが可能。締切以降の申し込みの場合は、追加手数料US$40がかかります。
電話・郵送でも申し込みOK
TOEFL iBTは、オンライン以外にも、電話・郵送で申し込むことができます。
電話の場合は、以下3点を用意した上で、RRC予約センター(https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/inquiry.html)へ電話をします。
- テスト当日に持参する身分証明書
- 支払い用のクレジットカード
- ETSのID(My TOEFL Home画面右上に記載されています)
郵送の場合は、「TOEFL iBT Test Registration Form(https://www.ets.org/s/toefl/pdf/iBT_reg_form.pdf)」を出力し、必要事項を記入。
記入した用紙を、RRC予約センターへ送付します。後日確認書が届くという流れです。電話・郵送どちらの場合であっても、オンライン同様にETSアカウントの作成・登録は必須。オンライン申し込みの方が、スムーズな申し込みができるので便利です。
TOEFLの受験料と支払い方法って?
TOEFLの受験を考えている人にとって、気になるのが受験料。TOEFLのスコアは2年間有効なので、数回にわたり受験して高スコアを狙う人がたくさんいます。
何度も受験するとなれば、受験料を考慮して受験日・回数を決定する必要があるでしょう。TOEFLの受験料と支払い方法は、TOEFL iBTとTOEFL ITPどちらを受験するのかによって異なります。
ここでは、TOEFL iBTとTOEFL ITPそれぞれの受験料と支払い方法について紹介します。
TOEFL ITPの受験料と支払い方法
TOEFL ITPは、団体向けのペーパー形式のテストです。実施する団体(学校や会社)が、申し込みと支払いを行います。そのため、個人としての支払い先は、学校や会社などの団体になるでしょう。
学校のカリキュラムにTOEFL ITP受験が含まれている場合は、受験人数が増えればどんどん割安になる可能性が高いです。目安としては、約3,000円~約6,000円程度とみておくといいでしょう。
ETSが公開しているTOEFL ITPの受験料は、US$180(約19,000円)。支払いは、テスト実施後に、実際に受験した受験者数で請求されます。TOEFL ITPは10名以上で初めて実施できるテスト。
テスト問題として、最低10名分(10冊で1パック)で提供されます。当日欠席者が出て10名以下になってしまったとしても、受験料は10名分請求されることを考慮しておきましょう。
TOEFL iBTの受験料と手数料
TOEFL iBTは、個人で申し込みから支払いをするテストです。受験料は、通常の申し込みの場合は、US$235(約25,000円)。通常の申し込みとは、テスト日の7日前まで(中6日)のことを指します。
通常の申し込み締め切り以降であっても、申し込みは可能です。たとえば、直近での受験を希望していてキャンセル待ちを狙うのであれば、テスト日の2日前まで(中1日)であれば申し込みOK。
こうした通常申し込み締め切り以降となった場合は、US$275(約29,000円)と、手数料としてUS$40料金が加算された金額になります。受験料や手数料は予告なく変更される場合があるので、随時ETSのホームページをチェックしましょう。
TOEFL iBTの支払い方法・期限
TOEFL iBTの支払いに関して、方法とあわせて期限を確認しておきましょう。通常の申し込みの支払い期限は、テスト希望日の4週間前必着。
キャンセル待ちなど通常の申し込み締め切り以降であれば、テスト日前営業17時までが期限です。支払い方法は、オンラインで申し込んだ場合は、クレジットカードまたはPayPalが使用できます。
電話・郵送申し込みの場合は、クレジットカードのみです。銀行やカード会社によって支払いを却下されてしまうと、手数料としてUS$20がかかってしまいます。
期限に間に合うように支払いを済ませ、手数料が加算されないためにも、確実に支払いができるカードなのかどうかを、事前に確認しておきましょう。
TOEFL申し込み内容の変更はできる?
急な予定や事情があって、TOEFL受験日を変更・キャンセルしたいという時もあるでしょう。個人で申し込むTOEFL iBTの場合であれば、自分の都合にあわせて変更・キャンセルが可能です。
しかし、変更・キャンセルにおいても期限があり、手数料が異なります。ここでは、どのような方法で変更・キャンセルするのか、各種期限と料金について解説します。
テストに臨むにあたり、不測の事態でも対応できるよう、事前に変更・キャンセルについて確認しておきましょう。
変更・キャンセルはMy TOEFL Homeから
変更・キャンセルは、ETSアカウントにログインして、My TOEFL Home上で行うことができます。変更に関しては、テスト日の変更や、受験会場を変更することが可能です。
My TOEFL Homeの「Upcoming Tests/今後のテスト」をクリックし、「Test Appointment Details/テストの予約の詳細」から入力を進めてください。
もしくは、テスト会場の情報を公開しているプロメトリック株式会社へ電話して、各種変更を行うこともできます。
テスト日の変更や、会場変更をする場合の締切は、テスト日の4日前まで(中3日)。変更時の追加料金として、US$60かかります。テスト自体をキャンセルしたいという場合も、My TOEFL Home上で行います。
「Upcoming Tests/今後のテスト」をクリックし、「Test Appointment Details/テストの予約の詳細」から入力を進めてください。
キャンセル申し込みの締切は、テスト日の4日前まで(中3日)です。キャンセルした場合は、受験料の50%が払い戻しされます。
まとめ:しっかり準備してTOEFLテストに臨もう!
TOEFLテストの申し込みの方法について、注意点やポイントとあわせて解説しました。個人で申し込みをするのが、TOEFL iBTのテストです。受験にあたり、申し込みから支払いまで、ETSアカウントの作成は必須。
このとき、氏名・生年月日・性別は後から変更できないので、注意して登録を進めてください。氏名・生年月日・性別は、テスト当日に会場に持参する身分証明書(ID)と一致しているかどうかを確認することが大切です。
テスト日・会場ともに変更可能でキャンセルもできますが、どちらも期限があります。TOEFLを受験するにあたり、どんな事態にもすぐに対応できるよう、事前にしっかりとチェック。
安心してTOEFLテストを受験できる環境を整えて、テスト当日に存分に力を発揮できるよう、申し込みの段階から準備をしておきましょう。
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最終更新日:2021年4月16日