TOEICの得点は何点あれば有利? スコアを上げるコツもご紹介!
世間では、TOEICのスコアがある一定の数値を超えていれば、就職のとき・受験のときに有利に働くといわれています。具体的には以下のようなメリットがあります。
- 試験の免除
- 単位の取得
- 昇格
- 昇給
その他にもVISAの取得に役立つといったメリットもあります。
この記事では、得点ごとの有効性やTOEICスコアが上がる勉強方法などについてご紹介しています。
この記事を読めば、どのくらいのスコアを目指せば良いかがわかるのでぜひ参考にしてみてください。
TOEICってどんな試験?
TOEICとは「Test Of English for International Communication」の略称で、日本語だと「世界共通の英語能力テスト」といいます。
そのため、TOEICは日本のみならず160カ国以上の国々で試験が開催されています。
TOEICはより実践的な英語力を測るテストであるため、知識としてではなく、英会話などのコミュニケーションツールとしての英語を勉強している方におすすめのテストです!
TOEICはテストの種類にもよりますが、日本では約2ヶ月に1回開催されています。
しかし、ほとんどの人が受けるTOEIC®Listening & Reading Testに関しては1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月の年間計10回開催されています。
また、TOEICを受けられる会場は全国にあるため、都心以外でも試験を受けられます。
ただし、地域によって開催日程が変わってくるので、受ける地域の開催日程をしっかりと調べましょう!
気になる試験費用は、TOEIC®︎Listening&Readingの場合だと税込み6,490円と比較的安めに設定されているので、まずは試しに受けてみることも可能です。
現在はコロナの影響で、感染防止の観点から抽選形式による申込受付となっています。
TOEIC受験情報
TOEICの種類
TOEICのテストは大きく分けて「TOEIC®︎Tests」と「TOEIC®︎Bridge」の2つであり、細かく分けると以下の4種類に分かれています。
- TOEIC® Listening & Reading Test
- TOEIC® Speaking & Writing Tests
- TOEIC Bridge® Listening & Reading Tests
- TOEIC Bridge® Speaking & Writing Tests
そのため、用途によって自分がどのテストを受けるかを決める必要があります。下記で詳しく説明していきます。
TOEIC®Listening & Reading Test
- 全問マーク形式
- 出題数は200問の計2時間 (リスニング:45分/100問 リーディング:75分/100問)
- スコアは5点刻みで10点〜990点
- 問題文も含め全て英文のみで構成
- 試験費用:税込み6,490円
TOEIC® Speaking & Writing Tests
- パソコンを使ってのテスト(音声吹き込みや文章入力など)
- 出題数は19問の計1時間20分(スピーキング:20分/11問 ライティング:60分:8問)
- スコアは10点刻みで0点〜400点
- 試験費用:税込み10,450円
Tests
こちらの種類のテストもTOEIC®︎Testsと同様に日常生活における活きた英語能力を測るテストなのですが、初級者〜中級者をターゲットに作られているのでレベルはやさしく試験時間も1時間程度です。
TOEIC Bridge®Listening & Reading Test
- 全問マーク形式
- 出題数は100問の計1時間 (リスニング:25分/50問 リーディング:35分/50問)
- スコアは1点刻みで30点〜100点
- 問題文も含め全て英文のみで構成
- 試験費用:4,950円
TOEIC Bridge®︎Speaking & Writing Test
- パソコンとヘッドセットを使用しての実施(音声吹き込みや文章入力など)
- 出題数は17問の計52分 (スピーキング:15分/8問 ライティング:37分/9問)
- スコアは1点刻みで30点〜100点
- 試験費用:6,800円
TOEICの得点ごとのレベル
TOEICを受けるメリットは、得点ごとに自分の英語能力のレベルが可視化されて具体的に分かるという事です。
また、TOEICではリスニングとライティングそれぞれの得点も出るため、今後の学習方法の向上などにも繋がります。
今回は1番受験生が多いTOEIC®︎Listening & Readingの得点ごとの英語レベルについてわかりやすく解説していきます。
リスニング
試験時間 | 問題数 | 問題構成 | 得点配分 |
45分間 | 100問 | 写真描写問題 応答問題 会話問題 説明文問題 |
5~495点 |
リスニングセクションの試験時間は、45分間で出題数は100問です。得点は5点〜495点となっています。問題構成はパート1からパート6までで、複数人の会話形式、短文・長文理解、応答問題など様々なシチュエーションの問題形式となっています。
リスニングセクションは45分と長いため、集中力を切らさずに望めるかが高得点につながる鍵となります。
リスニングの得点が5~270点の場合
TOEICスコア | 5~270点 |
リスニングのレベル | ・英語でのやりとりは不安がある ・簡単な短文なら聞き取れる |
学習時間 | 1ヶ月程度 |
リスニングセクションで300点以下の方によく見られるのは、語彙力・文法不足です。
なので、このレベル帯の人はまず高校生レベルのボキャブラリーと単語をインプットすることが大切です。
リスニングの得点が275~370点の場合
TOEICスコア | 275~370点 |
リスニングのレベル | ・日常会話はある程度聞き取れる ・情報量が多い場合は聞き取れない |
学習時間 | 3〜5ヶ月程度 |
このレベル帯の人も語彙力不足が目立ちます。また、TOEICでは問題文や会話が1度しか流れないので、瞬時に単語や文法を理解する能力を培うのが得点向上につながります。
リスニングの得点が375~495点の場合
TOEICスコア | 375~495点 |
リスニングのレベル | ・かなり難しい単語でなければほとんど理解できる ・情報量が多い場合でも、文章構造を理解できる |
学習時間 | 5〜10ヶ月程度 |
リスニングができるようになると、外国人とコミュニケーションがとれるようになり、海外旅行のハードルが下がります。
また、職業の幅なども広がるため新しいキャリアを築くことができるようにもなります。そのため、リスニングは英語学習の中では必須スキルです!
リーディング
試験時間 | 問題数 | 問題構成 | 得点配分 |
75分間 | 100問 | 短文穴埋め問題 長文穴埋め問題 1つの文章 複数の文章 |
5~495点 |
リーディングセクションの試験時間は75分で、問題数は100問です。得点はリスニング同様5点〜495点。
問題構成はパート5〜7までで、単語問題、穴埋め問題、メール理解、文法問題など出題形式は多岐に渡ります。リーディングの試験時間はリスニングよりも長いですが「時間がたらなくて解きれなかった」という受験者が多くいます。
リーディングセクションのコツは難しい問題に時間を多く使うのではなく、解ける問題を確実に回答していくことです!
リーディングの得点が5~270点の場合
TOEICスコア | 5~270点 |
リスニングのレベル | ・簡単な文章なら理解できる ・知らない単語を推測できない ・長文を理解するのに時間がかかる |
学習時間 | 1ヶ月程度 |
このレベル帯の人は圧倒的に語彙力が足りていません。まずは、なんでもいいので単語帳を一冊読み切り、全ての単語を覚えましょう。
リーディングの得点が275~370点の場合
TOEICスコア | 275~370点 |
リスニングのレベル | ・知らない単語をある程度推測できる ・子供向けの洋書を理解できる |
学習時間 | 3〜5ヶ月 |
この段階でもまだ語彙力が不足しています。文法などはある程度は理解できるレベルですが、より高得点を目指すには新しく文法・語彙を覚える必要があります。
リーディングの得点が375~495点の場合
TOEICスコア | 375~495点 |
リスニングのレベル | ・難しい単語でも文脈から瞬時に推測できる ・洋書や英語で書かれた新聞を読み、理解することができる |
学習時間 | 5〜12ヶ月 |
リーディングができるようになると、英語でビジネスメールなどの難しい文章を作成することができるようになり、仕事の幅が広がります。
また、海外の情報をすぐに入手できるようになるので、わざわざ和訳されるのを待つ必要もなくなります!
TOEICスコア別の評価
TOEICは得点によって大学受験で英語試験が免除になったり、転職や就活の際にはアドバンテージを受けられたりする場合も。
また、収入アップや役職に上がったりとTOEICを持っているだけで、かなり優遇されます。とくに日本はいまだに英語学習という面では後れをとっているので、日本国内で英語が使えると高評価の対象になること間違いなしです。
下記では得点ごとの有効性やレベルなどを説明します!
500点未満
英会話レベル:
- 飲食店などで簡単な注文ができる程度
資格の有効性:
- 就職や転職、受験には使えないレベル
- 履歴書に書いたら、英語ができない人だと判断される
501点~700点
英会話レベル:
- 海外での生活を不自由なく送れるが、長文や深い話などには抵抗感がある
- 海外旅行の際に言語という面ではハードルはかなり低い
資格の有効性:
- 英語を使う仕事でなければ、履歴書に記載できる(英語を使って仕事するのは難しい)
- 上場企業の一般的な点数なので、履歴書に書いても書かなくても変わらない
701点~850点
英会話レベル:
- 英語が得意と言えるレベル
- 複雑な会話を理解できる
資格の有効性:
- 就活や転職でアピールできる
- 海外赴任を任される可能性も出てくる
851点~990点
英会話レベル:
- 英語を使って仕事ができる
- 高度な英文を理解し、英語で的確に意見を言える
資格の有効性:
- 英語を武器に仕事を探せる
- 極めて貴重な人材になれる
TOEICの学習方法
TOEICをこれから受けようと思っている方の中で「どうやって勉強すればいいんだろう」「何からやればいいかわからない」と頭を抱えている方は多いと思います。
しかし自分にあった学習方法を見つけると、やる気の促進や早い段階で結果が出たりとメリットが大きいです。
今回はTOEICの学習方法を3つご紹介していきます。
参考書で勉強する方法
参考書で学習するメリットとしてあげられるのは「いつでも持ち運べて、苦手なところをすぐに確認できる!」ということです。
参考書には書き込むことや付箋を貼れるので、苦手な単語や文法を克服することが容易です。
また、参考書はどれぐらい自分が覚えたのかを視覚的に見ることができるので、モチベーションが上がったり達成感を得られます!
アプリを使って学習する方法
2 つ目はアプリを使って学習する方法です。アプリといっても普通の単語アプリなどではございません。
私がおすすめするアプリは、AIを導入しているSANTA TOEICというアプリです。
AIを導入していることで英語の勉強方法や苦手分野がわからない人でもAIが勝手に苦手分野を学習に組み込んでくれて、気付いたら得点があがっているのです!
このSANTA TOEICは学習方法がわからない人に特におすすめです。
SANTA TOEICをより詳しく知りたい人は下のURLをクリック
https://eigomonogatari.com/santa-toeic/
*もちろん英語物語も学習教材としておすすめです!
https://eigomonogatari.com
オンライン英会話を使って学習する方法
最後はオンライン英会話を使って学習する方法です。英語能力を伸ばすにはやはり英語を使い、慣れることが重要です。
私がおすすめするオンライン英会話のベストティーチャーは、スピーキングやリスニングだけでなく、ライティングやリーディングも学べます。!
参考書を使って勉強するのが苦手な方におすすめの勉強方法です!
ベストティーチャーをより詳しく知りたい人は下のURLをクリック
https://eigomonogatari.com/best-teacher/
まとめ
今回はTOEICの有効性や勉強方法などを紹介していきました。
得点によっては優遇されることがあり、TOEICを受けるメリットがかなりあるように感じたかと思います。
TOEICのスコアが伸びなくても「TOEICで◯点取るぞ!」という目標を設けることでやる気の促進につながり、学習内容が明確になると思うのでぜひ目標を持って学習を続けてみてください!
最終更新日:2021年4月8日