中学英語から勉強し直したい大人のための勉強法を紹介
英語を本格的に勉強したことがないから英語をしゃべることができないなんて思っていませんか?
実は、中学英語を理解できていれば、簡単な日常会話は問題なく話せるレベルなんです。
中学・高校のときに、もっと真面目に勉強しておけばよかったなぁと思う人は今からでも全然遅くありません。ぜひ、中学レベルから、英語を勉強し直してみませんか?
この記事では中学英語レベルから勉強しなおしたい大人のための勉強法を紹介します。
具体的には
・まずは、目標設定・勉強時間の設定をする。
・勉強のし直しに必要な力は「基礎力」
・勉強に必要な教材を紹介
の順番にご紹介していきます。
勉強のし直しを決めたら設定したいこと
英語の勉強をまた始めたいなと思った理由はなんですか?
「ビジネスのスキルアップに役に立つと思ったから」や「英語の苦手意識を変えたいから」「海外旅行に言って、自分で注文をできるようになりたいから」など、いろいろあると思います。
中学・高校で英語を習っていたときもっと頑張ればよかったなぁと思う人も少なくないはずです。勉強し直すと決めたからには、ぜひ最後までやり遂げたいですよね。
英語の勉強をし直そうと思ったらまずやってほしいのが「目標設定」と「勉強時間の設定」です。
目標設定
目標設定は「長期の大きな目標」と「毎月の目標」「毎日の目標」のように長い目で見る目標とコツコツ継続できる目標をいくつか立てることです。
長期の目標は「将来1人で海外に行く」中期の目標は「オンライン英会話や英会話カフェでで外国人と少し会話を楽しんでみる」継続の目標は「単語1日1つ覚える」などです。
目標がないと三日坊主になってしまう人も、できるだけ具体的に目標を設定することで、英語の勉強をコツコツ続けられるようになります。
長期の目標だけだと、達成感がなくいつの間にか三日坊主で終わっちゃうなんてこともあります。短期の目標だけだと、大きな達成感を感じることがあまりできませんよね。
「やればできる目標」「こうなりたいと思える目標」というような目標設定が大切です。
勉強時間の設定
大学生や社会人になると勉強時間の確保がとても大きな課題です。
「毎日、通勤時間に単語を1つ覚える」「通学時間にリスニングの練習をする」「水曜日はカフェで朝活を行う」など、無理のないスケジュールで勉強時間の設定をしなくてはなかなか続きません。
逆に言えば、毎日15分の勉強をルーティン化してしまうと、勉強しないと手持ち無沙汰になって困るというような、いい習慣が身に付きます。
勉強し直しに大切なのは基礎力
わざわざ大人になってから勉強をし直すんだから、中学生のころではできなかったような勉強をしたい、と思うかもしれませんが、英語の勉強のし直しに大切なのはやはり基礎力です。
基礎をつけるのが一番地味でしんどい作業ですが、これをきっちりこなすことで英語力が格段にアップします。
基礎力をつけるのに必要な力は3つ「単語」「音読」「リスニング」です。
単語
単語はまさに英語力の基礎です。極端な話、単語さえわかれば長文読解でもスピーキングでも、片言ですがある程度、相手に伝わります。
逆に英単語がわからないと英語を聞いても読んでも全く意味が分かりませんよね。
英単語を覚えることはとても地味な勉強ですが、英語をしゃべれるようになるか、読めるようになるのかは、どれくらい単語を覚えているかによって大きく変わってきます。
音読
音読はできれば文章を読むのではなく、まずは清聴します。テキストを見ながらじっと聞くことです。
読んでいる人がどこを読んでいるのか、意味がわかるようになったら、次のステップに進みます。次は、聞いたものを続けて続けて自分も発音をします。音が曖昧でも、アクセントやイントネーション、強く聞こえるところを中心に音読します。
センテンスごとに一回止めて5.6回続けて同じ文章を練習するといいですよ。音読をしっかりすることでスピーキングを鍛えることができます。
リスニング
聞いたことのない単語や言葉はつづりや意味を知っていても、聞き取るのは大変難しいです。
辞典をdictionaryと書いてディクショナリーと読むと知っていても初めてリスニングで聞くと、なかなか一致しません。だから、簡単な単語であっても、リスニングで聞いたことがあるというのはとても大切です。
英語学習に必要な教材を紹介
英語勉強に必要な教材はシンプルなものが一番です。
大人になってからの勉強道具はあれもこれも欲しくなりがちですが、自分のレベルにあった最小限のものだけで大丈夫です。
リスニング教材
勉強の基本になるのはリスニング教材です。
リスニング教材にはいろいろありますが、お勧めなのは無料で使える英会話アプリです。無料で何回でも聞くことができるのでリスニングにはぴったりです。
例えば、英語物語では物語に沿った形でリスニングができます。
英語物語でのリスニングが特におすすめなのは「アメリカ英語」「イギリス英語」「オーストラリア英語」と選択できるところです。
これはリスニングではとても大切な機能です。
一概に英語といっても、アメリカ英語とイギリス英語、オーストラリア英語では日本人が思っている以上に違いがあります。
日本はアメリカ英語を学ぶ国ですが、ヨーロッパや中国、インドやアフリカの国々はイギリス英語を学ぶ国のほうが多く、癖のない英語を話すといわれています。
英語物語
そしてもう1つ、学研プラスから出ている教材「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」は、人気No.1中学参考書の3年分の内容が1冊になっているおすすめのリスニング教材です。
リスニングや発音練習にもぴったりな音読CD2枚がついています。
絵で文法をイメージできるようになっている「わかる解説」のページは、豊富なイラストを使って文法をわかりやすく説明してくれています。リスニングの前に目を通しておくと、普段よりもすんなり英語が頭に入ってきますよ。
単語帳・熟語帳
単語・熟語のための教材は、自分がわからなかったものをリングの単語帳に自作するので十分です。
中学レベルのリスニング教材を使っているのであれば、英語で会話をするための基本的な単語がたくさん出てきますので、それらを完璧に抑えていきましょう。
知っている単語を勉強しても時間の無駄になってしまうので、リスニングをしながらこの単語のスペルがわからない、なんて意味だったかな、と思ったものだけ書き写しておきましょう。
アウトプット教材
勉強したことを声に出していうことや、誰かに伝えることができるようになることがアウトプットです。
シャドーイングだけでも、十分なアウトプットですが、リスニングや単語勉強に慣れてきたら、自分の英語力を試してみたくなりますよね。
そんな時は、オンライン英会話が一番実力を試しやすいです。しかし、英単語もリスニングも勉強していない状態でのオンライン英会話は、時期尚早です。
しっかり、基礎を積んでからオンライン英会話にチャレンジしましょう。
長文読解教材
中学・高校のテストを思い出す長文読解。苦手に思う人も多いかもしれませんね。
しかし、これも慣れが大きく最初は英語の絵本など短くてストーリーがわかりやすいものから、初めて慣れてくれば少しずつ長くしていくのが効果的です。
急に難しいものを読む必要はありません。絵本レベルから楽しい本を選んで読むようにしましょう。
ハイパー英語教室中学英語長文は短い文章から長文へ徐々にステップアップできます。CD付きでシャドーイングにもぴったりです。
まとめ
英語勉強のし直しは大学生や社会人になっても可能です。
「単語」「音読」「リスニング」をバランスよく学び、中学生レベルのテキストでも日常会話をするのに十分なスキルが身に付きますよ。英語は慣れが必要な学問です。やればやるほどできるようになります。
これからは、あのとき勉強しておけばよかったなんて思わなくてすむように、ぜひチャレンジしてくださいね。
最終更新日:2022年3月21日