英文法の超シンプルな考え方(英語物語開発者の私見です。)
本記事は、まだ執筆中で、全くコンテンツが揃っていない状況です。
永遠に改善し続けますが、そもそも歯抜けだらけなので、ご注意を。
どうも!英語物語の開発者、ゴンです!
最近、英語の勉強を楽しんでるんですが、
文法書が分厚くて読むの大変だし、読んでも体系化するのがつらいなぁー、と思ったので、
超シンプルな考え方に挑戦します!
僕は英語の専門家ではないし、勢いで私見で書いてるので、間違ってたら、ごめんなさい♪
こんな考え方もあるんだ。程度に参考に頂ければと思います。
英語物語のユーザさん向けなので、英語物語っぽい例えを使って、説明したい!
あと、日本人なので、日本人に分かりやすいよう、日本語と比較して、説明したい!
既存の概念とつなげると理解するのが楽ですからね♪
この記事は、全く文法初心者向けに書いているわけではなく、文法をなんとなく分かっているけど、
体系的に整理できていない。語順通りに読むための文法を意識できていない。方のために書いているので、
最初の方のトピックに、最後の方のトピックで出てくる用語や概念を利用する事があります。
なので、文法全く分からない人は、何度も読まないと理解できないと思います!
(そのため、なるべく既存の文法用語を記載するようにします。)
目次
文法って、そもそも何?なぜいるの?
考えた事あります??僕は意外となかったんですが。
文法がなかったら、どうなるでしょう?
きっと、単語だけの世界になるのかな?
たとえば、
「毎日、僕は素敵な仲間と英語の勉強をゲームで楽しんでいます。」
という文章が、あったとして、文法っぽいものを削ると、
「毎日、僕、素敵、仲間、英語、勉強、ゲーム、楽しむ」
って感じかな?まだ、ギリギリ意味が通じる気もするけど、
これをさらに、語順をランダムにすると、
「毎日、ゲーム、楽しむ、仲間、素敵、僕、英語、勉強、」
にしたら、もう、何が言いたいのか、よく分からなくなってきますよね??
つまり、文法は、
情報の意図を正確に伝えるための「ルール(共通認識)」なんだと考えます。
文法にそって、文を作れば、情報の意図を正確に伝えられるし、
文法にそって、文を理解すれば、情報の意図を正確に理解できる。
人類が、情報の意図を正確に伝えて仲間と協調するために発明した、
単語の使って文を作る「ルール」が文法なのだ。と考えてます。
3つのルール
英文法書を読解しながら、ざっくり3つのルールに分けられる気がしました。
- 要素の順番
- 単語が持つ役割(品詞)
- 役割(品詞)の変化
の3つです。
【要素の順番】
要素を、どういう順番で並べれば、どういう意図になるのか?
【単語が持つ役割(品詞)】
単語が持つ役割の種類には何があるか?
【役割(品詞)から要素への変化】
それぞれの品詞をどの様に変化させて使えば、要素として適切な意図で使えるのか?
文法を学ぶその前に
これから、シンプルな考え方を、説明していくのですが、
その前に2つ、意識して頂きたい事があります。
- 前から順番に、イメージが大切
- 人類の歴史と伴に徐々に今の形になった偶然の産物
前から順番に、イメージが大切
言語は、基本的に音で伝えられます。
日本語で、英語を学ぶと”つい”
文章全体を見て、その構造を把握し、日本語として正しい順番や約に変換しようとしちゃいますが、
音は、どんどん消えて言ってしまうので、それだとスピーディーな理解が難しくなってしまいます。
また、英語と日本語では歴史が違い、翻訳しただけで、ある程度、情報が不正確になる可能性が高く、
プロの翻訳家さんでもない限り、ニュアンスを再現するのは難しいでしょう。
つまり、日本人が日本語を使うように、
意味の塊毎に言われた順番で、
英語を英語で(イメージで)理解することが大切です。
文法を理解する際も、順番通り逐次的に構築するには、理解するには、どうすればよいか。
という観点で、常に学ぶ習慣を付けましょう。
人類の歴史と伴に徐々に今の形になった偶然の産物
もし仮に、ある科学者が、人工的にエイヤ!と言語を創造したら、
その言語は、首尾一貫した規則を元、極めて整合性の高いものとなるでしょう。
(プログラミング言語などは、そのいい例かと思います。)
しかし、日本語も、英語も、その様にしてできた分けでは有りません。
生物が進化するのと同じように、
何万年の歴史を経て、自然淘汰を経て、徐々に今の形になりました。
たとえ、規則性・整合性が低くても、人々の間で「共通認識」として通じる限り、
そのルールは生き残ります。
文法は、その中で、多くの場合に共通する事が多い法則を、
英語学習者が、体系的に学びやすいように整理した物なので、
大量の例外がある。という事を予め留意しておきましょう。
僕らが、対して日本語の文法に精通して無くても、何故か使えてしまうように、
英語も別に文法を学ばなくても、大量のインプットをすれば、例外含めて、脳が勝手に処理してくれるかもしれないですが、
(僕の年齢だと、もう遅いかもですが。)
英語でも文法を覚えたら、少なめのインプットで、基本的なコミュニケーションがしやすくなるので、
ゲームの攻略本を見てる感覚で、ぜひ楽しんで学んでいきましょう。
要素(格)の順番の目次
英語は、日本語よりも遥かに順番が大切な言葉。
日本語では「は」や「を」、「か?」等の助詞で、主語や、目的語、疑問を指定できるけど、
英語は、順番で表します!
順番が大切な分、順番を崩す事で、様々な意図を伝えます。
- 基本的な順番(S+V+α)
- 動詞によって、+αの並べ方が変わる
- 主役の要素(S:主語)
- 主旨の要素(V:述語動詞)
- 対象の要素(O:目的語)
- 説明の要素(C:補語)
- 前から限定する修飾語について
- 後から説明する修飾語について
- 倒置と疑問文について
- 命令文について
- 疑問詞について
- 関係詞での文の接続
- 文の接続について
- 省略や追記について
基本的な順番(S+V+α)
まずはベースとなる順番を抑えましょう。平叙文と呼ばれ、
「SがVする」や「SはVだ」という。という文章の順番です。
S(主語)+V(述語動詞)+α(動詞に応じた目的語や補語) という順番となり、
それぞれの要素は、コアとなる品詞(役割)と、それを前後から修飾する修飾語で構成されます。
ちなみに、日本語は、S + α +V という順番!
ただし、英語と違って、S(主語)が明示されない場合がほとんど。
同一文化圏のコミュニケーション手段として成立した日本語は、相手も分かると信じて省略し、
異文化の間で育った英語は、勘違いが起きやすいので、省略しなくなったのかもしれません。
日本語と違って、英語は
S(主語)を省略しないからこそ、省略した時は特別な意図(命令)になったり、
S(主語)の前に何かを持って来ると、特別な意図(疑問や強調)を持ちます。
動詞によって、+αの並べ方が変わる
+αの順番はどうするのでしょう?
残念ながら、一つのルールではなく、Vで使われる動詞毎に異なります。
とはいえ、ほとんどの動詞が次の5つのパターン(文型)のどれかなので、
その基本パターンを習得しつつ、例外は動詞ごとに覚えていきましょう。
【自動詞】
第1文型 V ・・・「Vする」
Hideo cried. (英夫は泣いた)
第2文型 VC ・・・「CなVだ」「CにVだ」
Eiko turned out red. (英子は赤くなった。)
【他動詞】
第3文型 VO・・・「OをVする」
Eiko punched Seimei. (英子は晴明を殴った。)
第4文型 VOO・・・「OにOをVする」
Piyoko gave Asa-chan a bribe. (ぴよこは浅ちゃんに賄賂をあげた。)
第5文型 VOC・・・「OにCにVする」
Eico names the snack Okoshin. (英子は、そのお菓子を おこしんと 名付けた。)
英語では、自動詞か他動詞かを区別するのがとっても大切。
両方持ってる動詞もたくさんあるけど、
重要な動詞が、どちらかしか持ってない事がよくあります。
日本語では、自動詞に感じる動詞でも、英語では他動詞の場合が多く、
「私は興奮した!」は「I was excited.」のように、受動態で表現することになります。
動詞を覚える時は、その動詞がどのパターンで使える動詞なのか、覚えていきましょう♪
主役の要素(S:主語)
その文章の主役です。文章の(S:主語)が明確でないと、理解しにくいので、
しっかり(S:主語)の使い方・語順通り読んで識別する方法をマスターしましょう。
主語の代表格は「名詞」や「代名詞」です。
その前後に修飾語が来ることもあるので、長くなる事があります。
日本語と違って、(S:主語)はあまり省略されないので、
「文頭からVまで」が基本的に(S:主語)になります。
修飾語に動詞の変化形が入ってる事があるので、
必ずしも最初の動詞の前という分けでは有りません。
役割(品詞)の種類
各単語毎に、一つまたは複数個もつ役割(品詞)について、
どんな物があるかを把握しよう!
それぞれが、文の要素と関係するかも理解しよう!
- 名詞
- 動詞
- 形容詞
- 副詞
- 冠詞
- 代名詞
- 助動詞
- 前置詞
- 接続詞
- 感嘆詞
役割(品詞)の変化の目次
- 名詞+sで複数形に変化
- 三単現の場合は、動詞+sに変化
- 代名詞がどの要素になるかで変化
- 形容詞・副詞がas-as,+er,+estで比較に変化
- not+動詞で否定に変化
- 動詞+edで、時制が変化
- 動詞の時制をずらすことで、現実感が変化(仮定法)
- 動詞+enで、受け身の形容詞・副詞に変化
- To+動詞で、名詞・形容詞・副詞に変化
- 動詞+ingで、名詞・形容詞・副詞に変化
三単現の場合は、動詞+sに変化
コラム:なぜ三単現以外は変化しないの?
http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2015-02-07-1.html
代名詞がどの要素になるかで変化
コラム:なぜmyself・yourselfは所有格+selfなのに、himself・themselfは目的格+selfなの?
http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2009-06-14-1.html
動詞の時制をずらすことで、現実感が変化(仮定法)
文法を学んでる時に、挫折しがちな仮定法ですが、
実は超シンプル。「あるべき時制から遠くにずらしたら、現実感が離れた気持ち」になるだけです。
現実感が離れた気持ちは、文脈によって様々ですが、願望・後悔・控えめ等のニュアンスを表わせます。
過去形は、「今」から遠くに離れているという意識があり、
過去完了は、さらに遠くに離れます。
現在の出来事を、過去形で言ったり、過去の出来事を過去完了であえて言うことで、
現実の話じゃないんだけど、という気持ちを伝えられます。
こんな風に書くと、え?どうやってずれてるって分かるの?文章全部を読まないと分からなくて、混乱する!
と思っちゃいますが、文脈や、頻出する表現で(I wish 等)、慣れれば、意外とすんなり分かります。
日本語でも、「チョコレートが1兆個あったらなぁー」とか、なんとなく仮定法って認識できますよね♪
(普通の文章)
if I have 50 chocolates, I will draw this ten gacha.
「50チョコあれば、この10連ガチャ引く」
では、淡々とこういう条件の時、こうする。というニュアンスですが、
(仮定法)
if I had 50 chocolates, I would draw this ten gacha.
「もし50チョコ持ってたら、この10連ガチャ引くのになぁー」
では、引きたいけど、50チョコを持ってないので、10連ガチャは引かない。
という現実感が離れた願望や後悔の気持ちを表しています。
どうやって、ずらす?
現在の事は、動詞を過去形にする。 (文法用語:仮定法過去)
過去の事は、動詞を過去完了(had + 過去分詞 や could have 過去分詞 等)にする。(文法用語:仮定法過去完了)
未来の事は、Should(可能性が低い)やWere to(可能性が極めて低い)を動詞の前につける。
典型的な表現
必ずしも、仮定法にIf文があるとは限りません。
普通の文章でも文脈から、時制がずれてたら、仮定法のニュアンスですが、
Ifのように、典型的に仮定法を使う場面(現実感が離れた気持ちを表さないと、違和感がでる場面)で
よく使う表現を抑えておいても良いかもしれません。
I wish 〜; If only 〜;as if 〜;It’s time 〜; otherwise, 〜;But for 〜,;
Without 〜,;In 〜’s shoes,; Suppose〜,〜; Imagin〜,〜;
なぜ were ?
If I were you(もし僕が君なら)等、
仮定法では、人称に関係なく、be動詞にwereが使われる事があります。
これは、昔の名残で、よく使う言い回しでは、今でも残っているからです。
仮定法で控えめな丁寧な表現に
Would you mind 〜.
のように、時制をずらして、現実とは異なる気持ちを表す事で、
遠慮がちな表現になり、丁寧な表現にすることができます。
僕も日本語で、何かを提案する時は、断定的な表現ではなく、
「〜した方がいいかも?」とよく付けるのですが、そんな感じかもしれません。
最終更新日:2023年3月4日