映画で楽しく勉強!英会話の独学でオススメな映画7選
英会話の勉強というと、英会話スクールへ通ったり、参考書を読んだりするイメージが強いかもしれません。
スクールはお金がかかりますし、行くまでのハードルが高いという人も多いでしょう。
独学を考えているけれど、ひとりで黙々と勉強し続けられるかな……と不安になる人もいるかもしれません。
せっかく英会話を勉強するなら、楽しみながらスキルを身につけていきたいですよね。
そこで、英会話を勉強する人にオススメな映画を、レベルごとに紹介します。
映画で英会話を独学する上で、効果的な勉強法についても解説しているので、ご覧ください。
英会話を独学するなら映画がオススメな理由
英会話を独学したいというときに活用したいのが「映画」です。
現代では、スマホひとつあれば無料、もしくは月額で映画を視聴することができます。
映画を使って英会話を学ぶメリットは、おおきく2つ。
一つ目は、ネイティブが違和感を感じない英会話が身につくことです。
映画では、ちょっとした会話のシーンから、重要なセリフまで、ネイティブの話し方で構成されています。
そのため、教科書にはのってないような、ネイティブが日常的に使う英会話を、映画から学ぶことができるのです。
二つ目は、リスニングスキルが大幅にアップすることです。
映画を観て、たくさんの英会話に触れることで、自然とリスニングスキルが身につきます。
ストーリーや表情とあわせて、楽しみながら学ぶことができるため、英会話を独学しようという人は映画がオススメです。
映画で英会話スキルをのばす方法って?
映画は、英会話を上達するために、とても大切なツールです。
英会話を上達するためには、ひたすらに映画を観ていればいいというわけではありません。
映画の長所を活用しながら、英会話スキルを効率的にのばす方法があります。
ここでは、いったいどのようにすれば映画で英会話スキルがのばせるのか、具体的に解説します。
すでに英会話を勉強しているという人はもちろん、英会話を独学している人にもピッタリの方法なので、ぜひご覧ください。
英会話を上達するための映画の観方
映画を観ることは、英会話上達の近道です。
しかし、英会話を上達するためには、コツをしっかり掴んでおく必要があります。
コツとは、1つの映画は最低3回観ることと、ステージ1~3の方法で観ることです。
ステージ1は、日本語字幕で英語音声で映画を観ます。
ここでは、ストーリーをしっかり頭に入れることに集中してください。
ステージ2は、英語字幕・英語音声で映画を観ます。
音声も字幕も英語?と抵抗があるかもしれません。
しかし、すでに日本語字幕でストーリーを把握しているので、意外とすんなり観ることができるはずです。
ステージ3は、字幕なし・英語音声で映画を観ます。
字幕を追うと、どうしても脳内で英語から日本語へと変換しがちです。
英語音声のみに集中することで、直感的に英語を理解しやすくなります。
ステージ1~3の方法でたくさんの映画を観ることで、耳が英語に慣れていきます。
同時に、英単語や英会話フレーズも、自然と覚えることができるでしょう。
映画のワンシーンを観ながらシャドーイング
映画で、お気に入りのワンシーンを見つけたら、シャドーイングをして英会話の勉強をしましょう。
シャドーイングとは、聞こえたままの英会話を発音する方法です。
ワンシーンを再生・巻き戻ししながら、聞こえたままのセリフを声に出してみてください。
このとき、映画の音声に被せるようにして、実際のスピードやイントネーションを真似してみましょう。
様々なシーンを使って、シャドーイングを繰り返してください。
シャドーイングによって、発音・イントネーションがよくなり、よりネイティブらしい話し方ができるようになります。
さらに、耳で集中してセリフを聞くため、リスニング力がアップ。
好きな映画はもちろん、セリフを覚えたくなるシーンがある映画でシャドーイングすれば、楽しみながら英会話を勉強できるはずです。
英会話を独学したい人向け!オススメ映画7選
映画を使って英会話を独学しようと決意したら、まずは映画選びから始めましょう。
たくさんの映画の中から、英会話の独学向けの映画を選ぶのは難しいですよね。
自分の好きな映画のジャンルで、自分の英語レベルともあった映画を選ぶとなれば、なおさら迷ってしまうことでしょう。
そこで、英会話を独学したい人へ向けて、オススメの映画7選を紹介します。
難易度を5段階評価した上で、各映画の特徴・英会話の独学に向いている理由とあわせて解説しているので、ご覧ください。
ターミナル(難易度:★☆☆☆☆)
「ターミナル」は、英会話初心者向けの映画です。
架空の国からアメリカに旅行へ来た、英語力ゼロの主人公。
フライト中に母国でクーデターが起きて、パスポートが無効になってしまい、アメリカに入れない状態になってしまいました。
そのため、ターミナル内で過ごすことしか出来ません。
しかし、主人公は、英語が全く話せません。
困った主人公は、英語版のガイドブックと母国語のガイドブックを照らし合わせながら、英語をどんどん覚えていきます。
いろんな人の助けを借りながら、最後はかなり英語が話せるようになるというストーリーです。
英会話初心者でも、自力で学んだとしても英語がちゃんと通じるんだという可能性を感じたり、英語を学ぶ過程に共感がもてる映画です。
ハイスクール・ミュージカル(難易度:★☆☆☆☆)
「ハイスクール・ミュージカル」は、アメリカで人気を集めた青春ミュージカルです。
とにかくテンションが高く、楽しく映画を観ることができます。
セリフはもちろん、歌いながら英語を覚えることができるのがポイントです。
歌やダンスのクオリティが高く、あっという間に映画に引き込まれることでしょう。
リズミカルな英会話や、イントネーションなど、シャドーイングに向いています。
歌いながら発音練習するのであれば、「Breaking Free」という曲から始めるのがオススメです。
セリフからは、若者らしい言い回しが多いため、ポップな表現を勉強することができます。
気さくな英会話や、気軽なコミュニケーションをしたいという人にピッタリの映画です。
ホーム・アローン(難易度:★★☆☆☆)
「ホーム・アローン」は、聞きやすい英会話で繰り広げられるホームコメディです。
クリスマスに家族旅行をすることになっていた主人公ですが、家に置いてけぼりになってしまいました。
家族が不在になった主人公の家は、留守を狙う泥棒に狙われてしまいます。
主人公は、泥棒を迎え撃ち、追い出すというストーリーです。
主人公は子どもで、簡単な単語や聞き取りやすい話し方をしているところが特徴。
また、泥棒との会話も、子ども同士の喧嘩をみているような感覚で、気軽に観ることができます。
コメディなので、映像を観れば、英語がわからずとも直感的に理解できるはずです。
英会話初心者はもちろん、少し英語慣れをしている人にとって、親しみやすい映画でしょう。
ハリーポッター(難易度:★★★☆☆)
「ハリーポッター」は、有名なシリーズ作品です。
ハリーポッターなら何度観ても飽きないというファンにとって、徹底的なシャドーイングをするのに向いています。
頻出するのはイギリス英語で、日本人からすると馴染みやすい発音です。
アルファベットを参考にした発音であるため、シャドーイングしやすいところがポイント。
シャドーイングを繰り返すことで、どんどん自分の中にフレーズを吸収しやすくなります。
ただ、会話の速度が速いため、難易度は中級レベル。
何度も好みのシーンを観て、シャドーイングを繰り返していきましょう。
また、シリーズが若いほど子ども英語が多いため、聞き取りやすく発音しやすくなります。
まずはシリーズ1から観始めて、次の作品へとチャレンジしてみてください。
フォレスト・ガンプ(難易度:★★★☆☆)
「フォレスト・ガンプ」は、主演のトム・ハンクスの英語がとにかく聞きやすい映画です。
主人公は、生まれつき知能が低く、義足であったりと、生まれもってハンデを背負っていました。
優しい母親に育てられ、親友にも助けられながら、心優しい青年へと成長する主人公。
ハンデに負けずに、いろんな方面で才能を発揮していきます。
運動面や戦争での活躍、ビジネスなど、数々のサクセスストーリーが繰り広げられていくところが見どころです。
主人公は知能が低いため、少ない単語でスローペースな英会話をします。
初心者でも理解しやすく、聞き取りやすい英会話が頻出するため、英会話独学に向いている映画です。
心温まるストーリーで、感動するシーンも多数織り込まれており、映画に引き込まれながら勉強することができるでしょう。
キャスト・アウェイ(難易度:★★★★☆)
「キャスト・アウェイ」は、聞き取りやすい英語で、ちょっと難しい単語や文法を勉強できる映画です。
貨物機の墜落事故に巻き込まれてしまった主人公。
奇跡的に助かったものの、流れついた先は無人島でした。
サバイバル生活がスタートし、海に入って魚をとったり、漂流物を拾ったりしながら暮らします。
合計でなんと4年間も孤独な日々を過ごした主人公が、みごと生還を果たすというストーリーです。
動物や人がいない、完全な無人島での生活なので、会話はすべてモノローグ(一人の会話)です。
ハッキリとした英語で聞きやすいペースで話すので、英会話の独学に向いています。
ちょっと難しい単語がたくさん出てくる上、長い文章を話すため、難易度は少し高め。
より高度な英会話を身につけるために、役立つ映画といえるでしょう。
プラダを着た悪魔(難易度:★★★★★)
「プラダを着た悪魔」は、ビジネス向けの英会話を独学したい人に向いている映画です。
ファッション雑誌の編集部に配属になった主人公。
厳しい編集長のもと、ファッション面・仕事面と、どんどん成長していくストーリーです。
忙しいビジネスマンが使うような英会話や、ファッション業界ならではの英会話が頻出します。
どんどんお洒落になる主人公の姿や、仕事が捌けるようになる姿に勇気を貰えるはずです。
ビジネス英語が多く、英会話のスピードも速いため、難易度は高め。
ただ、好きなシーンをシャドーイングし、スラスラと言えるようになったときに、面白さや達成感を感じることができるでしょう。
ビジネス英語を身につけたい人や、仕事のモチベーションを上げたいという人は、ぜひこの映画で独学してみてください。
自分の英会話スキルを把握して映画を選ぶことが大切
映画を使って英会話を独学するときは、まず自分の英会話スキルをしっかりと把握することが大切です。
英会話について初心者レベルなのか、日常会話やビジネスで英会話を使った経験がある中級者レベルなのか。
背伸びすることなく、自分の英会話レベルをしっかりと把握しておくことが、無理なく独学を進めるコツになります。
そして、自分の英会話レベルにあわせて、映画を選ぶようにすることも重要なポイントです。
英語が聞き取りやすく、馴染みある内容のものだと、リスニング・シャドーイングも上手くいきます。
最初から難易度が高い映画で独学していると、わからないことだらけで挫折してしまうことも。
英会話スキルを効率的に身につけるためにも、自分にあった映画選びをして独学に臨みましょう。
まとめ:映画で楽しく英会話を独学しよう!
英会話の独学にオススメな映画を、難易度とあわせて紹介しました。
観てみたい・挑戦してみたいという映画は見つかったでしょうか。
映画を使って英会話の独学をすると、リスニング能力はもちろんネイティブらしい発音まで身につきます。
実用的な英会話フレーズを覚えるのにも向いていて、単語力も自然とアップするはずです。
また、映画を使った英会話の独学は、楽しみながら勉強できるところが魅力のひとつ。
本を使った勉強法だと長続きしないという人でも、きっと独学を継続できるでしょう。
英会話スキルを効率的にアップさせるためには、自分のレベルにあった映画選びが大切です。
自分にピッタリの映画を見つけて、英会話上達に向けて独学してみてください。
最終更新日:2022年9月11日