企業が求めているTOEICスコアは?大手企業や業種別に紹介

公開日:2022/06/17
更新日:2022/06/17

就職を考えている人は、エントリーシートに記入できる資格やスキルはないものかとソワソワしていませんか?

資格やスキルはあなた自身をアピールできる、とても大切な判断材料です。企業も人材を選定するとき注目する部分なので、一つでも多くあると就職には有利といわれています。

「とくにアピールできる資格やスキルはない」という人は、TOEICを視野に考えてみませんか?実は大手企業ではTOEICスコアを重視しているところがたくさんあります。もちろん公開していない企業もありますが『英語ができる』という武器は、今後日本企業でも必要になるスキルです。

この記事では、実際に企業が求めるTOEICスコアを紹介します。一部分ではありますが、高スコアを期待している企業が多いのがわかると思います。

また会社は決まっていないけど働きたい業種はあるという人にも、目安とあるTOEICスコアを挙げてみました。

これから就職する材料の一つに役立ててください。

TOEICスコアは就職に有利って本当?


ちまたでは『TOEICは就職に有利』という言葉を聞きますが、本当に有利なのでしょうか?

結論からいうと、多くの企業では有利です。それは最近のエントリーシートを見てもよくわかります。

エントリーシートとは、採用選考するための書類の一つ。志望動機や学生時代に努力したことなど、個々のアピールポイントを記入するものです。

多くの企業ではエントリーシートを活用しており、その欄には英語力を記入する項目が用意されています。TOEICスコアはエントリーシートへの記入ができるので、TOEICで高スコアがあれば、それだけ選考にも有利になります。

エントリーシートは面接の前段階の選考なので、同じレベルの学生がいた場合、企業が英語力で判断すること可能性も。採用の上で最初の判断材料になる大切な書類です。TOEICスコアが就職に有利なのは一目瞭然ですね。

まだTOEICを受けたことがないという人も大丈夫!

TOEICは年10回開催されます。受験できるチャンスも多いので今からTOEIC対策をとり、自慢できるスコアを記入しましょう。

TOEICの詳しい概要は以下の記事で紹介しています。TOEICは合否判定がないので、どんな人でも気楽に挑戦できると思いますよ。

これからTOEICを受験しようと考えている人へ!TOEICとはどんなものか基礎知識を確認しよう

TOEICスコアを基準としている企業


それでは、企業がどのくらいのTOEICスコアを採用基準としているのか順番にみていきましょう。

今回は中級~上級レベルを基準としている企業を挙げてみました。紹介する企業はほんの一部なので、自分がこれから就職したいと思う企業はどのくらいの基準を求めているのか調べてみるといいと思います。

600~649点以上

600~649点以上を基準としている企業は以下の通りです。

  • 全日空空輸
  • 出光興産
  • 王子製紙
  • 大正製薬
  • ニトリホールディングス
  • 航空会社『全日空空輸』がこのスコアだというのには驚きましたが、あくまでこの基準は最低レベル。配属される部署によって高いスコアを求められるので、航空会社を希望している人はさらに上のスコアを目指す方がいいでしょう。

    650~699点以上

    650~699点以上は以下の企業です。

  • 三菱日立パワーシステムズ
  • 本田技術研究所
  • オリックス
  • アサヒビール
  • 佐川グローバルロジスティクス
  • 650点以上になると、幅広い企業が上がってきます。どの企業も海外との取引があるので、納得のスコアですね。

    700~749点以上

    700~749点以上は、多くの企業が採用基準として設けています。

  • ファーストリテイリング
  • 三菱電機
  • マツダ
  • 東京電力
  • NTT東日本
  • ソフトバンク
  • 武田薬品
  • ヤマト運輸
  • ファーストリテイリングは『ユニクロ』の会社です。ユニクロは社用語を英語にしていることでも有名。社内で英語を使うには、高いスキルが必要となります。

    社用語を英語としている企業は、TOEICテストも『TOEIC Speaking & Writing Tests』を受験して話せることをアピールしてみるといいでしょう。

    750~799点以上

    ここからは上級レベルが求められる企業です。

  • amazon
  • 三菱自動車
  • 日産自動車
  • 海外の取引先との仕事があるため、難易度の高い英語力を求められるようですね。

    800点以上

    800点以上を採用基準としている企業が意外に多いのに驚きました。

  • 楽天
  • 大阪ガス
  • 住友不動産
  • NTTコミュニケーションズ
  • パナソニック
  • 野村ホールディングス
  • 名立たる企業名が挙がっていますね。

    楽天もユニクロ同様、社用語で英語を使っています。楽天は、ユニクロよりも高いスコアを求めているんですね。

    業種別で見るTOEICスコアの基準


    次は業種別で求められるTOEICスコアを見ていきましょう。業種により英語力が大きく関係するところもありますが、一つの判断材料としかとらえていない業種があるのも確かです。

    TOEICスコアはあくまでも目安と思ってほかに必要な資格やスキルがあれば、そちらを伸ばしていくのもいいでしょう。

    金融業

    金融業は意外にも800点以上を求めている企業が多くあります。一見すると英語力が関係なさそうな業種ですが、為替取引や海外企業への投資など英語が必要になる場面が多々あるのが金融業。

    ただし金融業の場合、英語力だけで判断することはありません。TOEICスコアが高ければ評価されやすいという意味で認識しておいてください。

    商社

    海外を股にかけて仕事する業種といえば商社がいちばんに思い当たりますよね。

    商社の多くは700点以上を判断基準としています。海外との取引が欠かせない商社では、商談や交渉も英語を使うのが当たり前

    商社を狙っている人は700点といわず、もっと高いスコアを目指しておく方が良さそうです。

    IT企業

    今人気のIT企業では600点以上を求めている企業が多くあります。

    IT企業の強みは世界中を取引先として仕事ができること。プログラミングのスキルも大切ですが、英語力があればより多くの知識を吸収できます。

    IT企業に就職し将来独立を考えている人にとっても、英語が使えるだけで強みになります。

    プログラミングスキル同様、英語力もアップして就職に望んでください。

    マスコミ

    マスコミ業界は700点以上あると有利です。

    海外赴任も期待できるマスコミ業界では、英語力があると強み。その判断材料がTOEICスコアなので、高スコアを狙って勉強してみるといいでしょう。

    ほかにも、仕事しながら英語を勉強できる仕事があります。英語に少しでも興味がある人は、以下で紹介する仕事も視野に入れてみるといいですよ。

    就職や転職を考えている人へ!働きながら英語が勉強できる仕事を紹介

    希望する企業に就職するためのTOEIC対策


    就職するときはTOEICが有利なのはおわかりいただけましたか?

    希望する企業や業種の基準がわかれば、あとはTOEIC対策するだけ。初めてTOEICを受ける人も、これから紹介する対策で高スコアを狙ってみましょう。

    TOEICで出題される頻出単語を覚える

    TOEICは出題される頻出単語はある程度決まっています。まずはTOEICに欠かせない単語を責めることが大切。

    市販で売られている単語帳は狙うスコアによってわかれているので、自分が必要とするスコアの単語帳を購入してみてください。

    単語を覚えるポイントは、1冊の単語帳を繰り返し勉強すること。1語にかける時間は数秒程度で構いません。声に出しながら、次々と単語を発音し進んでください。

    私も昔よくしていた方法ですが、単語を覚えるのに1語に何分もかけるのはおすすめできません。そのときは覚えていた感覚を覚えますが、実際頭に定着していないことがほとんど。この方法は単に時間がかかるだけで効率よくないんです。

    単語はテンポよく繰り返し触れること。1冊の単語帳を1週間で読み終えることを目標にしてみてください。

    単語帳を使った学習方法は、以下の記事で詳しく紹介しています。ボロボロになるまで単語帳を使いきってみましょう。

    苦手なジャンルを把握して重点的に勉強する

    TOEICに必要な単語を覚えると同時に、苦手ジャンルにも着目して重点的に勉強してみましょう。

    とはいえ、苦手ジャンルがわからない人もいると思います。そんな人は中学英語を復習してみるのがおすすめ。実はTOEICで使われている英語は中学~高校レベルのものが大部分を占めています。

    難しい英語は使われていないので、基礎をしっかり復習すればある程度のスコアが狙えます。

    中学英語をマスターしたら、次は高校英語に取り掛かりましょう。やり終えた頃には、自分はどんなジャンルが苦手かわかるはず。

    わかったらそれに向けて勉強するだけです。とくにリーディング問題は抑えておくといいですよ。後ほど詳しく紹介しますが、TOEICはリーディング問題に時間がかかってしまう傾向があります。

    本番に慌てないためにも、リーディング対策はしっかりしておきましょう。

    参考書は自分のレベルに合ったものから始める

    希望する企業が求めるTOEICスコアが高ければ、そのスコアに沿った勉強しなければと思うもの。

    もちろん、この考えは間違いではありません。しかし自分のレベルがそのスコアに到達していなければ、難しい参考書や問題集を買っても無駄足を踏むだけ。

    いちばんの近道は、まず自分のレベルに合った参考書で勉強を始めること。基礎固めと同じ考え方ですが、土台をしっかり築いてから次のステップに進む方がはるかに習得率が早いです。

    参考書は単語帳と同じく、1冊を何度も繰り返して学習してみましょう。何周かすると参考書に載っている内容が簡単になってくるはず。ここが次のステップに行くサインです。

    日本のことわざ『急がば回れ』のごとく、ステップを飛び越えて勉強してもあまり意味がないので、焦らず自分のレベルを確立していきましょう。

    問題集を何度も解く

    本番に備えて問題集を解くことも必要です。問題集に取り掛かるタイミングは、試験日の1ヵ月前から始めてみるといいでしょう。

    ここでは時間を気にせず問題を解いてください。問題集も1冊を何度も繰り返して解くこと。すると、いつも間違う項目や苦手なジャンルが鮮明にわかってきます。

    試験日の1ヵ月前なら、英語の復習は可能です。理解していない部分や不明点、苦手なジャンルを徹底的に復習してみてください。

    問題集を何度も解いていると、TOEICの頻出語も見えてくるようになります。単語帳と照らし合わせて押さえておくといいですね。

    TOEIC単語の習得から問題集を解くまでのステップは、何周も繰り返して勉強するのがおすすめ。

    わからないところは参考書で調べる(または知らない単語は単語帳で復習)

    苦手なジャンルがわかったら集中的に復習

    問題集を解く

    参考書で調べる

    というループを作っておくと、知らぬ間に英語力もアップし理解度も深まっていきます。

    模擬問題で時間を測って解く

    仕上げは模擬問題や公式問題集で問題を解いてみましょう。

    最後の仕上げなので、本番と同じように時間を測ります。TOEICの問題は全部で200問あり、とくにPart5~Part7は時間が足りないことでも有名。先ほどリーディング問題を押さえてほしいと説明したのは、この時間が関係しています。

    Part5は短文穴埋め問題なのでそれほど時間はかかりませんが、長文に入るにつれ時間をおされ最後のPart7ではまったく時間が足りなかったということが多々あります。

    最後の項目にしっかり時間を残すためにも、リーディング力を身に付けておけばかなり楽になります。読む力がないとなかなか先に進めませんもんね。

    それと合わせて時間配分を自分で想定しておきましょう。

    実際に時間を取られたPartは自分の苦手なジャンル。重点的に復習してみてください。

    まとめ


    ある程度のTOEICスコアがあれば、就職するとき有利になります。エントリーシートで自分をアピールするためにも、ぜひこの機会にTOEICにチャレンジしてみてください。

    今回紹介した企業や業種はほんの一部ですが、まずは600点を目指して勉強してみるといいと思います。600点は簡単に取れるスコアではありませんが、対策をとれば大丈夫!

    自分への自信にもつながりますので頑張ってみてください。